株式会社MKPLUS(本社:仙台市青葉区、代表取締役社長:黒川和祐)は、東北大学金属材料研究所、京都大学複合原子力科学研究所との共同開発取組により、「バナジウム固体電池」の量産型プロトタイプを完成させたことを報告致します。

 

背景

地球環境対策を実現させるツールとして、電池技術への社会的な関心は日々高まっています。しかしながら、既存技術、最新の新技術においても、以下課題をすべて解決した電池技術は存在していません。

  1. 爆発・燃焼の危険性
  2. 充電速度の遅さ(1~10Cレートが上限)
  3. 寿命の短さ(充放電サイクルによる劣化)
  4. 発熱
  5. 資源確保

 

開発品の特長

当該開発品は上記課題をすべて解決したものとなっており、以下特長を有しています。

  1. 爆発・燃焼の危険性は皆無
  2. 充電速度が早い(120Cレート可能)
  3. 寿命は理論上無限で、加速評価で15千回実施後の無劣化を確認
  4. 発熱しない
  5. レアメタル非使用
  6. 生産性が高く、低コスト

※6の実証実験は2022年の取組みとなります。

2021年3月に東北大学マテリアル・イノベーション・センター内に共同開発研究室を開設し、量産性を意識した開発を行ってまいりました。

 

今後の取組

2022年より、量産試験を行いつつ、1kWhおよび100kWh規模のモジュール作成を行います。必要な規格をその過程で申請取得して参ります。100kWhモジュールにて最終顧客での評価試験の実施、セル微調整を行い、2022年内に量産提供に目処をつけるようにしてまいります。

 

【お問い合わせ先】

会社名:株式会社MKPLUS

所在地:宮城県仙台市青葉区一番町3-3-1 クラックス仙台4階

代表者:代表取締役社長 黒川 和祐

事業内容:新型電池開発事業・コンサル事業